苦しんでいる人がいないか、行き詰っているところはないか、サーチライトを当てて、探し出すのです。問題は必ずある。そこへ直ちに飛んで行って指導し、「励まし」を送ることです。
 私は、一度会った人は、最後まで励まします。その人が、千里の果てに行こうとも、信心を少々休んでいようと、どんなことがあっても守ってあげたい。退転しそうな人は、背負ってでも、抱いてでも、引っ張ってでも、一緒に素晴らしい妙法の功徳に浴させてあげたい。
 「戦った功徳は、こんなにすごいのか!」ということを実感させてあげたい。相手を幸福にしたいという真心が通じれば、「はっぱ」などかけなくとも、皆、立ち上がるのです。また「真心が通じますように」と祈っていくことです。


『法華経の智慧6』