おうおうにして、親が社会的に偉くなると、子どもにしっかりと信心をさせない場合がある。
 学会のおかげで福運をつけ、偉くなったにもかかわらず、その恩を忘れてしまうのか。または社会に見栄をはってしまうのか。
 私事で恐縮だが、我が家では、絶対にそうさせなかった。恩師・戸田先生の指導通り、信心根本、学会中心の生き方を子どもたちに教えてきた。
 就職先を考える際にも、妻は子どもたちに「有名な企業などに行くことも反対はしないが、創価学会のために働きなさい。絶対に創価学会の組織から離れてはならない。また、できることならば、創価学会に尽くしていけるところで働かせてもらいなさい。これが一番のご恩返しであり、広宣流布につながる道だからです」と話していたようだ。
 もちろん、企業がいけないと言っているのではない。皆が学会の関連の職場で働く必要もない。要は、精神である。
 「見えっぱりには本当の信心はできない」ということである。
 社会的に偉くなればなるほど、その分、感謝して広宣流布に一層、尽くしていくのが本当の信心ではないだろうか。


1999.1.18
全国青年部幹部会でのスピーチ