今、百年に一度の経済危機にあると言われる。
 わが創大三十五期生、創価女子短大二十三期生、さらに創価の学生部の卒業生たちは、その荒ぶる社会に打って出ることになる。
 また、冷え切る就職戦線に挑む現役生の諸君も、悪戦苦闘の連続であろう。
 しかし、思うにまかせぬ逆境にあっても、断じて負けてはいけない。決して、へこたれてはならない。
 青春の労苦こそ宝である。現実社会での修行ありてこそ、人生勝利の基盤を深く固く築くことができる。たとえ途中で躓こうとも、その場から立ち上がり、強く大地を蹴って、さらに高く跳躍すればよい。
 中国の智者の言葉に、「人の地に倒れて還って地より起つが如し」とある通りだ。
 今のフレッシュマンたちは、二〇三〇年、創価学会創立百周年を、四十代前後の働き盛りで迎える。その時が、本当の勝負だ。スタート地点の順位など関係ない。いかなる苦難も、人生の本舞台で勝つためのバネに他ならない。
 今に見よ!――この「負けじ魂」をたぎらせて、勝利をもぎとっていくのが、創価の誇りなのである。
 大聖人は、迫害の嵐を耐え抜き、勝ち越えた弟子・四条金吾夫妻を讃えられて仰せである。
 「何よりも爽快なのは、勝利の報告である」(御書一一七五ページ、趣意)と。
 最後に断じて勝つ!
 これが「法華経の兵法」を持った人生の劇なのだ。


随筆 人間世紀の光
我らの誉れの母校