「希望」ある人生は強い。「希望」なき人生は敗北へと通じていく。「希望」は人生の力であり、心に美しき「夢」を持ち続けられる人は幸福である。「希望」を持ち生きゆくことは、人類のみに与えられた特権といってよい。人間だけが希望という未来への「光」を自ら生み、わが人生を創造することができる。
  人生という遠征に向かうにあたって、最も大切なものは、財産でも地位でもない。わが胸中に炎のごとく燃えたぎる“希望”の一念ではないだろうか。打算なき、大いなる希望に生きる人には、困難を困難とせぬ勇気がわき、パッションが生まれ、現実を見抜く英知が光を放ち始めるからである。時とともに輝きを増す、生涯不滅の希望を持てる人こそ、最高の信念の人であり、また人生の勝利者となるであろう。


『私の人間学 上』