青春は、悩みの連続だ。
 社会も揺れ動いている。仕事で壁にぶつかることもあろう。時には体調を崩すことだってある。人間関係も難しい。人が羨ましく見えることもある。悔し涙をこらえる日もあろう……。
 しかし、御義口伝には、「煩悩の薪を焼いて菩提の慧火現前するなり」(御書710㌻)と仰せの如く、「煩悩即菩提」が日蓮仏法の真髄である。
 煩悩(悩み)がなければ菩提(悟り)の智慧もない。成長もない。成仏もない。
 この究極の希望の哲学を持った女性は、思うようにいかない日も、明るく朗らかに胸を張って進むのだ。
 御聖訓には、「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合わせて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ」(同1143㌻)と記されている。
 苦しい時は苦しいまま、題目を唱えていけばいい。必ず道は開かれる。信心で突破できない行き詰まりなど、絶対にないのだ。
 自分だけの小さな悩みに振り回されて、わびしく過ぎ去ってしまう青春も多い。
 しかし、広宣流布という大願に走りゆく青春は、大きく悩んだ分だけ、大きく境涯を開き、大きく福運を積める。
 苦労して築き上げた汝自身の生命は、何ものにも壊されないのだ。

〈中略〉

勇敢な
 信心ありせば
  恐れなく
 この世 全てが
  仏土なるかな


2009.6.3
随筆 人間世紀の光188
華陽の誓い