キケロの生涯で、ひときわ名高い、不滅の演説のひとつ。
 それは、冤罪を押しつけられた恩師の真実を証明する獅子吼であった。
 不当な告発を受け、ローマ追放の危機にあった恩師。その背景には、権力者らの陰謀があったと思われる。
 若き日、キケロは恩師から文学の手ほどきを受けた。
 法廷に立った彼は、冒頭、堂々と宣言する。
 ――もし、私に力と才能があるとすれば、そのすべては、この方のおかげである。私は、この方を守るために、すべての力を使う。それが、私の使命である――と。


創価大学法曹会指針集
『正義と人間の勝利へ』


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 学園生に贈られたメッセージの一節にも似たようなお話がありました。
 
 学園時代、「師弟」とは何か?
 なぜ池田先生が「師匠」なのか?
 迷い、答えを探しました。
 
 その問いに、キケロが応えてくれました(笑)
 というより、池田先生が教えてくださいました。

 創価中学に入って、先生のおかげで本を読むようになって、良い友だちに恵まれて、青春対話を読んでなるべく実践して今まで育ってきた。
 力と才能があるとすれば、それは全部先生のおかげだなと。
 だったら、先生を守るために、すべての力を使うのは当たり前だなと。
 
 たぶん僕の90%以上、池田先生の教えから培われたものだと思う。
 人生の原点の大半が、池田先生に作っていただいた。

 だから、弟子なんだなと。