理想主義と現実主義――洋の東西を問わず、これは古来、永遠の人間のテーマであるが、現実を踏まえぬ理想は幻想と言わざるをえない。そのようなか弱き理想主義だけでは、所詮、現実の勝負には勝てない。勝負は、どこまでも荒れ狂う現実のなかにあることを忘れてはなるまい。
 しかし、だからといって理想を失った現実は、ただ醜いものになってしまうであろう。理想なき現実主義のみでは、未来の展望を大きく開くことはできないのも事実である。ゆえに現実主義と理想主義、この両者のいきかたをふまえた中道主義でなければ、現実の諸問題を乗り越え、理想を実現していくことはできないことを、『三国志』をとおし、われわれは銘記できるのである。


『私の人間学 上』



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