現実は、常に疾風怒濤である。順風満帆の人生などない。外から見ていてはわからなくとも、皆、何かしら深刻な悩みをかかえ、時に呻吟しながら生きているものだ。次から次へと、苦悩の怒濤は押し寄せて来る。
 だからこそ、唱題なのだ!
 だからこそ、折伏なのだ! 
 地涌の菩薩の、仏の大生命を呼び覚まし、強い心で、大きな心で、豊かな心で、悠々といっさいを乗り越え、勝利していくのだ。
 宿命が、悩みがあるからこそ、それを克服することによって、仏法の功力を、その真実を、偉大さを証明することができる。わが宿命は、わが使命となるのだ。ゆえに、信心で打開できない悩みなど、断じてない。
 叩きつける氷雨の激しさに、心が絶望の暗雲に覆われてしまうこともあるかもしれない。しかし、今日も、明日も、太陽は、燦々と輝き、昇っていることを忘れまい。
 大宇宙を貫く妙法に連なり、自らが太陽となるのだ。栄光と勝利の歓喜の輝きを放ち、幸の光彩をもって、一家を、さらに地域を、未来を照らし出していくのだ。


新・人間革命 常楽の章


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みなさんは今、何に悩んでいますか?


ぼくは、

職場の直属上司、会社の経営方針、同僚の会社への不満・愚痴、それにつられてしまう自分、2歳の娘のシャンプー、娘のイヤイヤ期、85kgもある体重、そのせいで何をするにも身体が重いこと、リズムのない生活、バスケがしたいです、新しい腕時計、部員さんに会いたい、親友に良い人を紹介したい、大学校生の折伏、自分の折伏…

数えたらきりがないくらいたくさん悩みがあります。

いくつかは、いやほとんどがぼくの宿命的な生命の傾向性からくるものです。
面倒くさがり屋、持続が苦手等々の一凶もそう。

「人間革命したい」

今、改めてそう思っています。


唱題!
そして、折伏!
この人間革命の直道を明るく楽しく進んでいきたい。

ルネサンスの巨人
ダ・ヴィンチは言った
「太陽は 決して
いかなる影をも 見ない」

君たちは
未来に輝く
若き英知の帝王
天真爛漫たる
太陽なのである

長編詩「大空を見つめて」


師匠・池田先生はことあるごとに、弟子であるぼくらに「太陽」たれ!と励ましを贈ってくださっています。
日々の新・人間革命やメッセージで先生の太陽のような生命に触れて、励まされています。

ぼくが信心というより、先生の弟子になりたい、本物の弟子になりたいと思ったのは、学園時代、創大・学生部時代に太陽みたいにキラキラした先輩・友人たちの影響でした。
羨ましいくらい眩しく光るイキイキとした彼らから、先生を感じ、師弟を感じました。

「俺もあーなりたい!」
率直な思いでした。だからこそ、唱題し、折伏しました。

彼らは「栄光と勝利の歓喜の輝きを放ち、幸の光彩」を放っていたのだと思います。
ぼくも絶対にそうなりたい。太陽のように明るく、強く、温かく。
ひとつひとつの悩みに向き合って、祈って、戦って、縁する人みんなを笑顔にできる、縁するみんなと笑顔になれる、そんな人に!!