Q.
「七つの鐘」の構想とは、何ですか。

A.
戸田第二代会長は、生前から「七年を一つの区切りとして広布の鐘を打ち、『七つの鐘』を打ち鳴らそう!」と語っていました。
そこで、戸田会長亡き後の1958年(昭和33年)5月3日の本部総会を迎えるに当たり、当時、青年部の室長だった池田名誉会長が、将来に不安を抱いていた全学会員に希望を与えたいとの思いで思索し、本部総会の席上、発表されたのが「七つの鐘」の構想なのです。
学会は30年(昭和5年)の創立以来、7年ごとに”節”を刻み、発展してきました。
「第一の鐘」は、30年(昭和5年)の創立から37年(昭和12年)の学会の前身である創価教育学会の発会式までの7年。
「第二の鐘」は、44年(昭和19年)の牧口初代会長の逝去までの7年。
「第三の鐘」は、51年(昭和26年)の戸田第二代会長の就任まで。
「第四の鐘」は、58年(昭和33年)の第二代会長の逝去までの7年。
「第五の鐘」では、第二代会長の七回忌を目指し、師の遺言であった300万世帯の達成が目標でした。
なお、名誉会長が、この構想を発表した時は、「第五の鐘」のスタートにあたっていました。
「第六の鐘」となる次の7年の目標は、600万世帯の達成。
そして「第七の鐘」が始まる72年(昭和47年)までには、正本堂を建立し、79年(昭和54年)の「七つの鐘」が鳴り終わるまでに、日本の広宣流布の、確かな基盤をつくりあげること―。
この「第五の鐘」以降の展望が発表されるや、全学会員の胸に希望の炎がともされます。そして、名誉会長の指揮のもと、この構想のすべてが実現されていくのです。

http://m.sokanet.jp/shinkaiin/ikeda/03.html
※現在リンク切れとなっています。
 当時の参考https://web.archive.org/web/20170713080030/http://m.sokanet.jp/shinkaiin/ikeda/03.html

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 以上が第1の7つの鐘の学会公式説明でした。

 7つの鐘の展望について、先生は2001年、以下のように言及されています。

①第1の「7つの鐘」1930年から1979年
「創価学会が大発展した時代」

②第2の「7つの鐘」2001年から2050年
アジアをはじめ世界の平和の基盤をつくってまいりたい

③第3の「7つの鐘」2051年から2100年
『生命の尊厳』の哲学を時代精神にし、世界精神へと定着させたい

④第4の「7つの鐘」2101年から2150年
世界の『恒久の平和』の崩れざる基盤をつくりたい

⑤第5の「7つの鐘」2151年から2200年
第4の「7つの鐘」の基盤のうえに、絢欄たる人間文化の花が開いていくであろう

⑥第6の「7つの鐘」2201年から2250年
⑦第7の「7つの鐘」2251年から2300年
 
第5の「7つの鐘」が実現すれば、第6の「7つの鐘」、第7の「7つの鐘」と進みゆく。日蓮大聖人の立宗千年(2253年)を迎える二十三世紀の半ばごろから、新たな展開が始まるであろう。

出典
森幸雄「第2回滝山祭創立者講演「スコラ哲学と現代文明」を読む」p68-69(『創価教育研究第3号』) https://www.soka.ac.jp/files/ja/20170519_230311.pdf
※聖教新聞原典を探して再掲載したいと思います。