広宣流布は俺がやる!

      創価学会青年部 牙の大河

長編詩

この天地の舞台で わが人生を舞いゆけ

愚か者は
人生の目的を知らない。
人生の目的を忘れている。
真実の人間としての
喜びの味を知らない。
そこには
真暗な野心があるからだ。

あの喜びの声!
あの温かな心!
そして
秘められた歓喜と希望の
織りなす生命など
あの暗闇に君臨する
悪人にはわからない。

喜びも
祈りも
閉じこめられ
骨の髄まで卑しい
心の奴隷となった人間よ。

君の 深夜遅くまで
勉学に励む真剣な姿は
月光に包まれながら
聡明に人生を生き抜く
勝利への劇的な
生活の深き尊き英姿だ。

最後の偉大な勝利者は
激しき正義の探求と
真摯に法理を追求する
視点に連なっている。

懸命な
そして努力ある
青春の修行の中に
正しき力と品位を
勝ち取っていける
瞬間がある

一息ごとに
毒を吸い込む青春もある。
一息ごとに
勉学の探求に
汗を流す青春もある。
その結果の命運は
明らかである。

君よ 一人
荘厳なる人生の勝利のために
今日も
魂の復活をさせながら
孤独の苦痛と
戦い勝ってゆくのだ。

新しい魂には
新しい希望の語らいが
必ず待っている。
そこには
あの敗北者の
惨めな姿になっていく
哀れさはない。
大声で泣き叫び
多くの人に迷惑をかけ
後悔しゆく姿もない。

勉学に励まずして
知の栄誉を勝ち取った
人はいない。
勉学をせずして
勝利の栄冠を飾った
人はいない。

人生の努力をせずして
栄光を勝ち取れることは
決してできない。

君よ
崩れゆく城壁の如き
人となるな!
君よ
埋没ゆく
虚しき青春となるなかれ!

常に高きを目指し
陽射に輝く
馨しき花々の咲く
石段を登りゆくのだ。

ともあれ
勝利者は
闘うことだ。
前に進むことだ。
誠実をもって
運命を開きゆくことだ。

そこに
揺るぎない
汝自身の魂は
勝利と約束されるからだ。

君よ
嘆くな!
前途に希望を持て!
そこに必ず
明るい太陽が持っている。

君よ
決意を捨てるな!
無数の艱難が
待っているならば
鉄の意志で突入して
砕き散らしていけばいい。

君よ
悔しくとも
今は堪えよ!
やがて
幾山河を乗り越え
常勝の帝王となりて
陰湿な敵を見下し
神々しき魂を
光らせてみせるのだ。

ある文豪が言った。
「青春時代に早くから
 美しいものを見過ぎ
 美味しいものを
 食べ過ぎているのは
 不幸だ」
全く その通りだ。

さあ!
生き抜くのだ。
強く生き抜くのだ。
断固として
生き抜き戦うのだ。
そして
自分自身に勝ちながら
全てに勝って満足するのだ。

君よ
一度しかない
自分自身の運命である。
父にも母にも
多くの友人にも
私が勝ったことは
私に縁する人たちの
全部の勝利に通じたと
誇り高く言い切れる
正義の旗を振り給え!

おお何処にも
いかなる時代にも
邪悪な人間がいる。
卑劣な人間もいる。

正義の信念の君は
恐れるな
決して恐れるな!
断じて
打ち倒してゆくのだ!
何があっても
落胆するな!

若き人生は
決然として
頭を上げ
胸を張り
真剣勝負の舞台で
晴れ晴れと勇敢に
進みゆくのだ!
そして
勝つのだ!
この天地の舞台で
わが人生を舞いゆけ!


2002年6月12日
世界桂冠詩人

滝山城址に立ちて

滝山城址に立ちて
――我が親愛なる創価同窓と全国の学生部の諸君に贈る


はるか彼方に
白雪の富士が見える
真っ青な空

すべてが 詩であり
絵であり 音楽である
八王子よ!

明るい光が
この天地を包む
冬のある朝
私は 妻と二人で
城址に 立った

城下の滝山街道の先には
知性の殿堂
わが栄えゆく創価大学が
輝いて 見えた
連なる丘の 並びに立つ
優雅な花の創価女子短大の
学舎も 光っていた

この歴史の天地は
物静かであった
彼処の複雑な喧騒は
まったく関係ない

一歩 踏み入れれば
一切のものが 静かに
一切のものが 青々として
生々の気に充ちて 美しい
素晴らしい白雲を眺めながら
いかにも ひそやかに
いかにも 透明に包まれた別天地

もはや 武蔵野には
あの懐かしき水車も
藁葺きの家々も少ない
されどなお
無限の歳月を乗り越え
今も残されし
美しき自然の詩歌の宝庫あり
その名 滝山城址

澄んだ空気に抱かれて
木立のトンネルは続く
落ち葉の道は
孤児さながらの寂しさを
森に向かって訴えている

兵どもが祝杯をあげ
数多の戦人の
登り下りし細道を
私たち夫妻は
頂上に向かった

爽やかな緑の映える
小径の両側には
歯を食いしばって生き抜く
安心立命を誇るが如き
忘れ得ぬ大木が そびえる
千変万化の植物相を示しつつ
せり上がる丘の
斜面いっぱいに
織りなす 美事な錦繍よ!

わくら葉は
深い諦めの静寂の道を
敷きつめる
そよ吹く風に 枝々の葉は
一斉に ひらめきて
茜色の吹雪と 舞った

寂として 人影はなく
時に ふと聞こえてくる
多くの野鳥の曲も
心を洗ってくれる
すばしこく鳥影が走り
楽しく生きる鳴き声は
木立の奥へ 遠く去りゆく
梢の間から
眩くにじむ 日射しは
細やかな葉末の
一つ一つの生命に煌めき
温かい慈光が
林に ゆきわたる

高い崖に 至れば
はるかに多摩の清流が
銀の糸を 縒るごとく
晴れ渡る大空は
一片の薄雲を飛ばした

その昔
声張り上げて
もののふたちの行列が
往き交いし この道

ある時は
声 高らかに
勝利の歌を 歌いながら
ある時は
疲れ果てて
再びの決意を胸に

今日も 戦い
明日も 守らむと

百千の鎧甲の光と音が
旭日に 照り輝く
最愛の戦友の君とともに
不敗の人生を 飾らむと!

また ある時は
深いため息を つきながら
涙もなく 言葉もなく
沈黙の足跡が残りし この道

ある時は
戦友を 毛織にくるんで
丁重に 頭の上から
守りながら
決別を強いられし
戦と人生を綾なす
この歴史の道

荒れ果てた
幻の もののふの
笑い さざめいた
彷徨の この大地

目に浮かぶ――
春には
幾千本の桜吹雪
夏には
すべてを 託して揺るがぬ
緑の大樹が 立ち並ぶ
秋には
賑やかに虫の音の
素晴らしい交響楽が
冬には
生と真実を 語りゆかんと
銀世界の強き樹林――
その四季折々に
わが創価の英才が 訪れる

ある時は
鋼の心身を鍛える
「滝山城址コース」の
ランニング場として

ある時は
若きダ・ヴィンチたちの
美の練磨のアトリエとして――
その創造力ほとばしる絵は
海外へも 出品され
円熟の画伯たちから
絶賛を 博した創大の秀才よ

ある時は
時のたつのも 忘れ
生涯の友情を深めゆく
語らいの大自然の広場

ある時は
世界からの留学生が
喜々として
若き国際親善の集いの場に

また ある時は
悩める心を抱いて
哲学と思索の
想い出の 我が道となる

真新しい
創大の本部棟の窓からも
みずみずしい緑の城址を
眼下に 一望できる

私の思いは つねに
創大生と供に
同じ道を 歩み
同じ場所に たたずみ
同じ空気を 呼吸している

そして 私は
創大生を 守り育み
広々と 抱えてくれる
今はなき 城主に
敬意の言葉を送る
「大切な我が息子
大事な我が娘が
お世話になり、感謝!」

いにしえ――
ここは
激戦また激戦の戦場であった
幾たびか 風雲動くも
断固と 守り抜いた
難攻不落の名城
天守閣も石垣もなく
天然の谷や崖を 活かした
関東屈指の山城なるか

わけても 永録十二年(一五六九年)
小田原の北条攻略にのぼる
武田信玄は
滝山城を 途上の血祭りにと
拝島の森に 陣を張り
二万の兵を 差し向けた

迎え撃つ 滝山城の将兵
その数 わずか二千
されど
信玄の目算は 外れた
「なぜ 落ちぬか」
「何をもたもた 手間取るのか」

城主・北条氏照は 下知した
「皆のもの 城を枕に
討ち死にすべし」
「敵をして 一歩も
入らしむべからず」

総大将の氏照が
真っ先に 敵に切り込み
勇敢に 陣頭指揮を執った

呼吸しゆく 二千の精鋭の
意気は軒昂して
無敵であった
「我らの城を 断じて守らむ!」
「戦わんかな! 命ある限り」

二の丸まで
攻めこまれながらも
断固 持ちこたえた
さらに討って出た兵は
かの信玄の子・勝頼を
完膚なきまでに 脅かした

かの信玄は
遂に 退却し去った

おお 誉れある
滝山城址よ!
城兵は「我が城」を
厳然と 守りぬいた

やがて 氏照は
八王子城に移り
滝山城は
草むす廃城となる
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我らは青春の舞台

人生は
決して
灰色であってはならない。
自分自身の目的を
知らねばならない。
自分自身の使命を
知らねばならない。
人間とは何かを
知らねばならない。

智慧ある君よ
勝ちゆく人生であれ!
決して敗北者になるな!

イタリアの革命家
マッツィー二は叫んだ。
「すべての人々は
起源を一つにし、
同一の法則にしたがい、
そしてすべてのものは、
同一の目的へ
あらかじめ
使命づけられている。
ゆえにわれわれは、
唯一の信仰、
ただ一つの行動目的、
およびそのもとで
われわれすべてが
戦うべき、
ただ一つの旗を
持たねばならない」

あの彼らには
真実の目的もなく
人間の幸福のための
変革も知らない。

いな
自分自身の目的もなく
仮面を被った権力者に
左右されながら
いつになっても
祝福の日が来ない。

君よ
愚者になるな!
賢人になれ!

今は
恥知らずの
嫉妬深い時代だ。

ある哲学者が
言ったことを忘れまい。
「青春は
いかなる夢の中にも
素晴らしい歌曲のごとく
響いてくる」

世間にあっては
汚れた空気の中に
悪い癖の人間も多い。
曖昧な
狡賢い人間も多い。
真実の道を
受け入れない人間も多い。

人を切りつけ
人を侮辱し
そして
卑劣な言葉で
汚らわしき一生を
送りゆく愚者もいる。
それらは
永遠に暗い
虚偽の汚染地帯を
つくっているのだ。

その恐ろしき大敵が
愚劣病である。
嫉妬の野卑な輩は
人の幸福を
不幸にさせてゆく
衷れな人生航路と
なってしまったのだ。

それは
泥棒よりも
不条理な
そして残酷な
地獄の報いの運命を
迎えゆくのだ。

「無知――それこそは、
そこから
すべてのひとびとに
あらゆる害悪が
植えつけられ、
芽を吹き、
やがて実を結ぶものです」
これは
学園アカデメイアの創立者
プラトンの戒めである。

君の前途への歩みは
光の如く
闇の中に輝いていた。
過去と現在と未来を
人間の帝王の如く
悠然と
そして
歴史を創りながら
歩みゆく姿は
なんと愉快な
なんと崇高なことか!

君の前途は
勝利の喜びの夢に
包まれている。
美しい栄光の道に
花々が見える。
君の魂の中の呼吸は
完全に勝利しゆく
生命力に満ち溢れている。
人生を讃美し
燃えゆく君よ!
人生を歓喜の中に
勝利しゆく君よ!

完全に
この世の人生をば
等しく満ち足りゆく
君の全体的な善の戦いに
諸天は護り
諸天は讃える。

スイスの大教育者
ペスタロッチは呼びかけた。
「おお、われらが希望と誇り、
咲き薫る若者よ!
あなた達は
爛漫と輝く花園のようだ。
しかし、世界は
花園によってではなく、
田畑の恵みによって
養われていることを
忘れてはならない。
ゆえに、なんの装飾も
人生の現実に
立ち向かう時を目指して、
準備せよ!」

君よ!
苦悩の闇を
打ち破りながら、
君の満足しゆく天地を
築きゆくのだ。

君よ!
決して愚昧な
人間になるな!
それは
最後は破滅の自身を
つくるだけだ。

いかに君を陥れ
傷付けようとする
嫉妬の銃砲が鳴っても
決して落胆するな!

自分自身の生命の光を
さらに輝かせながら
あの狂ったような
無知の連中に
自分自身の
偉大なる無限の魂の
そして
最盛期の力を
奮い起こして
戦い勝つのだ。

嫉妬の最後は
こういうものだということを
愚かな人間の末路は
こういうものだということを
怒りと
そして
ほほえみをもって
見つめゆくがよい。

アメリカ・ルネサンスの旗手
エマソンは謳った。
「群衆のまっただ中にあって、
自己の孤独裡における
独立不羈の心境を
保持する人間が、
真に偉大なのだ」

君の生命は
最高に美しかった。
彼の生命は
狂って
自分自身の亡骸を
探していくようなものだ。

彼の一生は
不幸という
恥ずかしき長針が
重く回っていく
人生であった。

人生の前途は
荒れ狂う嵐の時もある。
しかし
時が来れば
平和な光輝が
幸福な微風が
必ず君を包む日もある。
人生の一生の道は
単純なものではない。
わが物語が
いかに美しく
勝利と栄光に輝く
悔いなき歴史であるかを
示すのだ。

ある哲学者が語った。
「我々は獣ではない。
我々は人間なのだ」
人間のみが
信仰を持ち
荘厳なる魂の戦いが
できるのだ。
邪悪との戦いは
当然勝利して
祝賀されるべきものだ。続きを読む

学才の威光!人生の勝利の翼を

いま 君は
ありとあらゆる
青春の山々を登りゆく
先頭に立つ心を持つべきだ!

今日の錬磨の主題は
「学問」であり
多くの友からの恩恵を
満喫しゆく「栄光の座」を
自負していくことだ!

臆病と怠惰の心の者は
名誉もなく 誓いもなく
腰抜けの汚名を浴びせられてしまう。

君の その胸に秘められた
眠っている
偉大な秀才の英知よ!
けだるい惰性から目覚めて
嵐を呼ぶが如く
頭を振りながら
立ち上がってもらいたいのだ!

壁に突き当たっても
負けないで
悪の華に
決して惑わされるな!

君には
君にしかない
流れ出ずる涙があるのだ!
大いなる心を満たす
勝利の使命があるのだ!

強く そして明るく
友と打ち明け話をしながら
さまざまな誘惑の
幻影を乗り越えて
崩れることのなき
自分自身の時代を
築き給え!

今日も
すべてのものが
経験である。
今日も
すべてが
完全な確信への戦いである。



長編詩
学才の威光!人生の勝利の翼を

師弟不二の詩 ああ恩師 戸田城聖先生

私の心には
いつも いつでも
笑顔輝く戸田先生がいる。
いまもなお
「先生なら どうされるか」
師との対話の日々の連続である

いかに暗黒の時代に遭遇しても
偉大なる師を念(おも)うときに
必ず一本の光の大道が
広がってくるのだ。

ああ!
師匠は鑑である。
師匠は希望である。
師匠は力である。
心に師を持つ人生には
絶対に逡巡はない。
心に師を持つ人生には
断じて敗北はない。

おお!
わが恩師
戸田先生!
世界第一の師匠
戸田先生!
永遠の人生の師
戸田先生!

弟子・池田大作は
晴れ晴れと勝ちたり。
師弟不二の詩(うた)を
不滅の歴史と残したり。

 一段と
  決意深まる
   師弟かな

今日も晴れ晴れと
妙法流布の正義の大道を!
私は絶対に
後悔の人生をつくらない。
凛々(りんりん)たる勇気で
価値ある勝利の歴史を
勇み歩んでいくのだ。

これが
仏法であるからだ。
これが
師弟の道の法則であるからだ。


2007.2.4
師弟不二の詩 ああ恩師 戸田城聖先生
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