広宣流布は俺がやる!

      創価学会青年部 牙の大河

『正義と人間の勝利へ』

創価教育の一つの柱

 悪法ゆえに獄死せしめられた牧口会長もまた、こう論じておりました。
 「『法律』とは、悪に対する前の防御柵である。『政治』とは、悪に対する善の戦闘である。そして、『教育』とは、悪に対する予防である。善に対する擁護であり、奨励である」と。
 ここに創価教育の一つの柱があります。
 うれしいことに、現在、多くの創価同窓生が、法曹会でも活躍しております。また、新たに誕生した法科大学院の向学の友の健闘も、私は頼もしく見つめております。


創価大学法曹会指針集
『正義と人間の勝利へ』


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 牧口先生の卓見に感動。
 「悪」というものの本質から、ものごとを捉えていらっしゃると感じました。
 それは、仏と魔との闘争である世界を、仏法の眼から鋭く見据えていらっしゃるからなんだと思いました。
 

 法律――悪に対する防御柵
 
 政治――悪に対する善の戦闘
 
 教育――悪に対する予防


 生命に刻んで、生き抜いて参ります!!
 法律を基に人々を、社会を護っていく弁護士になります!!

キケロ 不滅の演説

 キケロの生涯で、ひときわ名高い、不滅の演説のひとつ。
 それは、冤罪を押しつけられた恩師の真実を証明する獅子吼であった。
 不当な告発を受け、ローマ追放の危機にあった恩師。その背景には、権力者らの陰謀があったと思われる。
 若き日、キケロは恩師から文学の手ほどきを受けた。
 法廷に立った彼は、冒頭、堂々と宣言する。
 ――もし、私に力と才能があるとすれば、そのすべては、この方のおかげである。私は、この方を守るために、すべての力を使う。それが、私の使命である――と。


創価大学法曹会指針集
『正義と人間の勝利へ』


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 学園生に贈られたメッセージの一節にも似たようなお話がありました。
 
 学園時代、「師弟」とは何か?
 なぜ池田先生が「師匠」なのか?
 迷い、答えを探しました。
 
 その問いに、キケロが応えてくれました(笑)
 というより、池田先生が教えてくださいました。

 創価中学に入って、先生のおかげで本を読むようになって、良い友だちに恵まれて、青春対話を読んでなるべく実践して今まで育ってきた。
 力と才能があるとすれば、それは全部先生のおかげだなと。
 だったら、先生を守るために、すべての力を使うのは当たり前だなと。
 
 たぶん僕の90%以上、池田先生の教えから培われたものだと思う。
 人生の原点の大半が、池田先生に作っていただいた。

 だから、弟子なんだなと。

真の雄弁

 真の雄弁は、口先ではない。知性のみでもない。「胸」と「腹」と「頭」と、全身全霊をかけた正義への戦いである。ゆえに雄弁は組織の力に寄りかかった甘えからは生まれない。一対一の抜きさしならない百戦錬磨から生まれる。


創価大学法曹会指針集
『正義と人間の勝利へ』


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 創価学会の会合では、だいたい幹部指導ってゆって、大体幹部がイイ話をしてくれるわけなんだけど、心に残る指導って、本当にいつまで経っても心に残ってる。
 すごいことだと思う。「絶対覚えよう」なんて意気込みでは聞かないし、毎日反復暗唱するわけでもないのに、ふとした瞬間とか、いざという時に、頭の奥深くから湧いてくるんだよねー。
 そういう指導って、たぶん十数個しかないんだけど、どの幹部も「雄弁」だったんだと思う。
 
 今の宮尾学生部長とかは話もうまいし、爽やかだし、雄弁で心に残る指導をいくつもしてくれてるけど、話のうまさだけでは決してないんだよね。
 たった二言三言、「自分に対して誠実であれ!」「自分で約束したことは絶対に守る!」そんな風に話してくれた前竹内青年部長とか鮮烈に残ってる。
 もう名前も忘れてしまったけど、横浜の副会長のしてくれた、「男であれば、夜中、悔しさに枕を濡らすような、そんな悔しい思いをしてきたヤツこそ、信用できる」って話を紹介してくれたことも、心の深いところに刺さったなぁ。

 共通してるのは、きっと「生命の叫び」みたいなところかな。
 そして、彼らは組織に乗っかった人ではなく、組織を支えている人だった。
 
 俺も、小手先の技術とか、綺麗な言葉とかではなく、「雄弁」になりたい。

新しい法治国家の松明

 法律が、時代の進歩とともに、また、時代の複雑化とともに細分化されることは、止むを得ないだろう。しかし、法律は、人間社会における最低の一つの基準である。法律を学んだ人は自らの見識を深め人が人が裁くことの難しさを知り、報酬などに左右されるのではなく、厳正の中にも、弱くして悩める人の、最大の味方になってもらいたい。ともかく、大衆に奉仕する、大衆を守るという新しい法治国家の松明を掲げもってもらいたい。


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『正義と人間の勝利へ』

“人間学の大家”としての大切な要件

 一般に「法は最小限の道徳」といわれるように、善悪にわたる人間の様々な行為に対して、法が裁き得るのはそのごく一部に過ぎず、法の救済の手が届かない人々が無数にいる。いわんや宿業に起因する人間的諸苦悩は、法の力だけでは到底解決できるものでもありません。
 法の持つ力と同時に、その限界を正しく知る謙虚さこそ、“人間学の大家”としての大切な要件であると申し上げたい。


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