戸田城聖の永年手塩にかけた弟子たちが、全国に散って活動したわけだが、広布実践における師弟の関係を単なる師弟の道ととるか、師弟不二の道ととるかが、はじめてあらわにされたと見なければならない。師の意図するところが、現実にあらわれるか、あらわれないかは、弟子の実践の姿を見れば容易に判断のつくことである。師の意図が脈動となって弟子の五体をめぐり、それが自発能動の実践の姿をとるとき、師弟の連結は、はじめて師弟不二の道をまっとうすることが辛うじてできるといわなければならない。師弟に通ずる生命の脈動こそ、不二たらしめる原動力である。そのためには、師の意図の脈動が何を根源としているかを深く理解し、みずからの血管のなかで消化する強信にして困難な信仰作業を必要とする。その本源の師弟の力は、いうまでもなく御本尊につきる。
たとえば山本伸一が大阪闘争に先立って、数か月にわたる一念に課した億劫の辛労は、この困難さを避けることなく乗り越える作業であった。そして、師弟一体の実践の姿をあらわしたのである。
多くの弟子たちは、この困難さを避ける。
師の意図に叛く考えはさらさらないものの、師の意図をただ教条的にしか理解しない。そこで厳しい現実に直面すると、周章狼狽して師の意図を生のまま機械的に同志に押し付けて事足れりとするか、あるいは師の意図が気になりつつも、直面した現実を特殊な場合として、浅薄な世間智をはたらかせて現実に適合しようと焦る。ここにいたって、師弟の脈動が断たれていることに気がつかない。まことに師の考えるところと、弟子が懸命に考えることとが冥合するとき、信仰の奔流は偉大なる脈動となって迸る。師の意図にただ追従することは、弟子にとってきわめて容易なことだ。師の意図からその根源にまで迫って、その同じ根源を師とともに分かち合う弟子の一念は、まことに稀だといわなければならない。しかし、この稀なる一念の獲得にこそ、微にして妙なる師弟不二の道の一切がかかっているのである。
『人間革命』脈動の章
*******
先日行われた11・3「国分寺の日」記念総会の幹部指導で引かれた一節とその前後です。
目標を達成することは重要です。
しかし、言われたこと、打ち出されたことだけを、帳尻を合わせるようにやっていては、学会の組織は衰退する。
師の御構想実現のため、師の意図の根源に迫って、その根源を分かち合う一念。
この一念獲得には、億劫の辛労を尽くす信仰作業が必要であり、唱題行につきる。
創立80周年から100周年へ。
全く新しい決意で、師弟不二の道を歩んでいきたい。
困難は山ほどあるし、実力も全然足りない。
それはそれとして、環境にも、臆病にも負けたくない。
「池田先生であればどうされるか」
この一念で戦い続けていく。
そこに億劫の辛労を尽くしていく。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
にほんブログ村に参加しています!
「創価学会」カテゴリのブログがたくさんあります。ぜひ見てみてください☆
たとえば山本伸一が大阪闘争に先立って、数か月にわたる一念に課した億劫の辛労は、この困難さを避けることなく乗り越える作業であった。そして、師弟一体の実践の姿をあらわしたのである。
多くの弟子たちは、この困難さを避ける。
師の意図に叛く考えはさらさらないものの、師の意図をただ教条的にしか理解しない。そこで厳しい現実に直面すると、周章狼狽して師の意図を生のまま機械的に同志に押し付けて事足れりとするか、あるいは師の意図が気になりつつも、直面した現実を特殊な場合として、浅薄な世間智をはたらかせて現実に適合しようと焦る。ここにいたって、師弟の脈動が断たれていることに気がつかない。まことに師の考えるところと、弟子が懸命に考えることとが冥合するとき、信仰の奔流は偉大なる脈動となって迸る。師の意図にただ追従することは、弟子にとってきわめて容易なことだ。師の意図からその根源にまで迫って、その同じ根源を師とともに分かち合う弟子の一念は、まことに稀だといわなければならない。しかし、この稀なる一念の獲得にこそ、微にして妙なる師弟不二の道の一切がかかっているのである。
『人間革命』脈動の章
*******
先日行われた11・3「国分寺の日」記念総会の幹部指導で引かれた一節とその前後です。
目標を達成することは重要です。
しかし、言われたこと、打ち出されたことだけを、帳尻を合わせるようにやっていては、学会の組織は衰退する。
師の御構想実現のため、師の意図の根源に迫って、その根源を分かち合う一念。
この一念獲得には、億劫の辛労を尽くす信仰作業が必要であり、唱題行につきる。
創立80周年から100周年へ。
全く新しい決意で、師弟不二の道を歩んでいきたい。
困難は山ほどあるし、実力も全然足りない。
それはそれとして、環境にも、臆病にも負けたくない。
「池田先生であればどうされるか」
この一念で戦い続けていく。
そこに億劫の辛労を尽くしていく。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
にほんブログ村に参加しています!
「創価学会」カテゴリのブログがたくさんあります。ぜひ見てみてください☆