広宣流布は俺がやる!

      創価学会青年部 牙の大河

教育

「きっと変えられる」

「勇気づける名人」

 サンティアゴ博士が、《力による支配》に敏感なのは、理由がある。
 「私が生まれ育ったプエルトリコは、ずっと他国に植民地化され、従属を強いられてきました。かつてはスペインが支配し、後にアメリカが来て支配しました。政治的にも、宗教的にも、常に誰かに従うことを強いられ、私の人生の先には自由も開放もないように見えたのです」
 自分の人生、自分たちの社会の未来を、自分で決められないという閉塞感!
 「そんな時に、良師に出あい、私の人生は変わりました。心理学のカルロス•アルビズ博士(カルロス•アルビズ大学創立者)です。私は十八歳でした。尊敬できる素晴らしい師にめぐり会い、スポンジのようにあらゆることを吸収して学んだものです」
 アルビズ先生は、どんか人だったのだろうか? 
 博士によると、あふれんばかりの愛情をもち「人を勇気づける」名人であられたようだ。具体的には?
なにより先生は〈人の話をすすんで聴く〉人であった。ただ頑張れと言う以上に、話を聴くことこそが相手への敬意である。
 「博士はよく学生を自宅に招待してくれました。そういうことをする人は当時、まれでした。『あなたのことを教えてください』と、学生たちの話を熱心に聴いてくれるのです。ある土曜の晩など、夜中の三時まで、さまざまなことを語り合ってくださいました。忘れられません」

力に頼ると、心が鈍感に

 勇気づける――これこそ指導者の根本条件であろう。
 たとえば職場。
 部下を命令だけで動かそうとすれば、部下の体は従っても、心は従わず、動きは悪くなる。それを見て「彼は、やる気がない。自発性がない」などと決めつける上司がいる。部下の自発性を抑圧しているのは自分なのだと気づかない。
 「力」に頼った分だけ「心」は痩せて鈍感になるのだろうか。
 その反対に、こんな上司もいる。客とトラブルになり、おそるおそる失敗を上司に報告した。怒られるかと思ったら、「そうか!私の出番だな!まかせとけ!」。部下が上司を尊敬し、勇んで働いたことは言うまでもない。
 みなに敬意を払い、勇気を贈ったほうが、うまくいくのだ。職場も、家庭も。国も、世界も。
 そして、勇気を贈る一番のものは〈感謝〉ではないだろうか。「あなたがいてくれてよかった」「あなたのおかげで助かったよ」と。自分が必要とされているという実感が、人を元気づける。
 アメリカ創価学会のジョモ・ソーン男子部長も、ビートリス・ロペス女子部長も、プエルトリコに故郷(ふるさと)をもつ。
 ロペス女子部長のお母さんは十三歳の時、お父さんとともにプエルトリコからニューヨークに来た。しかし、父の暴力癖のため、同居できず、きょうだいは、ばらばらに引き取られることになった。少女はカトリックの尼僧のもとに居候し、学校に通った。スペイン語しか話せないため、居候の場でも、学校でも、孤独だった。なにもかもが、みじめだった。島に飛んで帰りたかった。泣きながら、島に残るお母さんに電話した。病床にあったお母さんは、そのたびに「あなたは大丈夫よ。素晴らしい子よ。あなたが私の誇りなのよ」と言ってくれた。
 私が頑張っていることが、お母さんの支えになっているんだ!
 生きる力がわいてきた。
 母に必要とされ、感謝されたことが彼女を救ったのである。
 母の「ありがとう」に「ありがとう」――彼女は今、晴れ晴れと勝利の人生を歩んでおられる。

「感謝」から「幸福」が

 ありがとうは〈奇跡の言葉〉である。口に出せば、元気が出る。耳に入れば、勇気がわく。
 私自身、毎日、朝から晩まで「ありがとう」「ありがとう」と言い続けている。
 外国に行った時も、「ありがとう」の言葉だけは現地の言葉で伝えることにしている。「サンキュー」「メルシー」「ダンケ」「グラシアス」「スパシーバ」「謝謝(シェシェ)」。それを、心を込めて、きちっと相手の目を見て言っているつもりである。
 「ありがとう」を言うとき、聞くとき、人は心のよろいを脱ぎ捨てる。人と人とが深いところで通い合える。
 「ありがとう」が非暴力の真髄なのである。
 「ありがとう」の中には、相手への敬意がある。謙虚さがある。人生に対する大いなる肯定がある。前向きの楽観主義がある。強さがある。「ありがとう」と素直に言える心は健康である。だから「ありがとう」を言うたびに、あなたの心は光ってくる。体にも生命力がわく。
 サンティアゴ博士が師匠に捧げる感謝の熱さに、私は感銘した。
 自分が、どんなにたくさんの人やものに支えられて生きているか――ありがたいと思う、その自覚が、感激が、その喜びが、さらに幸せを呼ぶ。
 〈幸せだから感謝する〉以上に〈感謝するから幸せになる〉のである。
 「祈り」も感謝しながらの祈りこそが、最も大宇宙のリズムと合致し、人生を好転させていく。
 「ありがとう」と言えない時、人の成長は止まっている、成長している時、人は他人のすごさが見えるからだ。成長が止まると、人の欠点ばかりが目につくからだ。
 家庭でも「こうあってほしい」「こうあるべきだ」と、自分の思い通りの妻や子供に変えようとしないで、まず「ありがとう」と言ってはどうだろう。
 ある婦人は晩年、病んで、家族の名前さえ思い出せなくなった。しかし、医師が「人生で一番幸せだったのはいつ?」と聞くと、はっきり答えた。「娘が生まれた時です……うれしかった!」。それを聞いた娘さんの眼から、涙がどっと、ほとばしった。
 「ありがとう、お母さん。その一言で十分です」
 そして自分の子供をいつも叱ってばかりいたことを反省した。「そうだ、この子が生まれた時、生まれてくれたことだけで私は幸せだった!」
 それなのに、いつか自分の中の「理想の子ども」に、この子を合わせようとしていた。百点の理想像と比べての減点主義。いつも「ここが足りない。あれがもうちょっと」「どうして、こんなことができないの!」。
 そんなお母さんだったのに、子どもは一生懸命、こたえようとしてくれた。優しくしてくれた。ありがとう。本当は、あなたが生きていてくれるだけで、お母さんは幸せ。あなたはそこにいるだけで、お母さんを幸せにしてくれている。ありがとう。
 ――彼女は新しい目で子どもを見た。すると「ありがとう」「うれしい」の材料には、こと欠かなかった。
 朝、ぎりぎりだけど起こせば起きる。それが実は「すごいことなんだ」と感動した。ご飯も好ききらいはあるけれど、成績も良いとは言えないけれど、「今日も学校に行ってくれて、ありがとう」「今日も笑顔を、ありがとう」。
 何もなくても「いつも、ありがとう」。「無事の一日」にありがとう。「当たり前」を「当たり前」と思う心は傲慢だと気がついたのである。
 病を宣告されてはじめて、今まで健康を「当たり前」と思い、少しも感謝していなかったと気づいた人もいる。
 だからたまには、しっかりと目を見て「お父さん、いつもありがとう」と言ってみてはどうだろう。お父さんも黙って食べていないで、奥さんに「いつも、ありがとう」と言ってみてはどうだろう。照れくさくても言ってみれば、そこから何かが変わっていく。

「きっと変えられる」

 「人生の道に立ちはだかる壁を乗り越えるには、『必ず勝てる』という楽観主義が必要です。そして楽観的になるためには、楽観的な人たちと交流することです!」
 サンティアゴ博士からの励ましである。
 私たちには仏法の楽観主義に生きる多くの友がいる。だから、きっと変えられる。自分を変えられる。一家を変えられる。職場を変えられる。地域を変えられる。社会と世界を変えられる。
 変革の夢は、あきらめなくていいのだ。

2004.5.29
人生は素晴らしい(抜粋)


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※サンティアゴ・ネグロン博士はアメリカの自治領であるプエルトリコの学者。

 大学に入りたてのころ、国連研究会の1つ上の先輩から、この切り抜きを渡されたことが懐かしい。
 整理していると、偶然その切り抜きのコピーが現れました。

 その先輩からは、たくさんの期待と、たくさんの励ましをもらいました。

「『自分が苦しいときに、どれだけ人のことを想えるかが勝負』って決めて戦う先生のようにいこう」
「みんなの意見を引き出すリーダーになってほしい」
「大河しかいない」
etc...

 感謝です。
 ありがとうございます。

 そしてみなさんにも、ありがとうございます!!
 法科大学院留年という惨敗を喫してしまいましたが、来年5月の一発合格を目指して、戦います!!

東京校34期、関西校29期の入学式でのスピーチ


躍り出よ「世界の大指導者」!!
 中国の先人の言葉に「若くして学ぶ者は、日の出の光のごとし」とあります(『顔氏家訓』)。新世紀の「日の出の光」であり、「昇りゆく太陽」である新入生の皆さん、ご入学、本当におめでとう 学校も、勉強も、決して面白いとは言えないかもしれない。やはり、休み時間のほうが面白いし、テレビを見るほうが面白い(笑い)。しかし、それを「勉強は楽しい!」「学ぶことは本当に楽しい!」と変えていくのが教育であり、創価学園であると、私は申し上げたいのです。
 そして勉強においても、友情においても、生活においても、「ちょっと、ちがうな」「さすがは学園生だ」と言われる人格を磨いていただきたい。お父さん、お母さんを安心させてあげられる親孝行の人であっていただきたい。

学は光! 学は宝! 学は勝利の力
 私は、今、世界的な女性の未来学者・ヘンダーソン博士と、新しい「太陽の世紀」「光の世紀」をテーマに対談を開始しております。これまでも数多くの世界の識者と対談してきました。これからも、ますます大きく対話の輪を広げていきます。すべて、皆さんの道を開くためであります。
 皆さんも、学んでいただきたい。学んだ人が勝利者です。今、学ばなければ、本当の自分の使命の道を切り開くことはできません。人生を小さくしてしまいます。それでは、自分が損です。自分のために学ぶのです。学ばない人は「暗闇」です。皆さんは「太陽」になってください。
 君たちが成長した分だけ、二十一世紀は平和になるのです。世界は希望に満ちあふれていくのです。ゆえに「学は光なり」「学は一生の宝なり」「学は勝利の力なり」――この言葉を、私は、大切な皆さんに贈ります。
 東京は三十四期生の皆さん! 関西は二十九期生の皆さん!
 東西ともに花吹雪が舞いゆく新しき世紀の「第一回入学式」を、私は最大にお祝い申し上げます。
 新しいブレザーの制服も、さっそうとして、さわやかです。本当に素晴らしい。ご家族の皆さま方、まことに、おめでとうございます!また小学校の新一年生のご家族の皆さま方、心からお慶び申し上げます!
 さらに教員の先生方、職員の皆さま方、新しい世紀の第一年度を、どうかよろしくお願い申し上げます。
 札幌創価幼稚園の教職員の先生方も、お世話になります。なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

「文武両道」が創価学園の伝統
 関西校の皆さん! 甲子園の大勝利、本当におめでとうございました! 本当にご苦労さまでした!(大拍手)
 日本中、いな世界中の友が感動し、我が学園生の立派な戦いをたたえています。君たちの尊い「金の汗」「銀の涙」は、多くの人の心の中に深く刻まれました。
 君たちの健闘を、私も心から、たたえたい。よく戦いました。よく、がんばりました。「正々堂々とした、すがすがしい試合を見せてくれた」「立派な態度であった」と、皆さんが心から賛同しています。本当に、ありがとう!
 勝敗は、時の運であります。また当然、実力の差が出ることもあります。
 しかし、君たちの戦いは「生命の勝利」でありました! 最も大事なのは自分自身に勝つことです。自分自身と戦い抜いて、悔いなく満足すれば勝利です。
 また「応援優秀賞」も、おめでとう! 学園生のすがすがしいマナーと団結を、多くの方々が絶賛しています。
 東京校の諸君も、すでに夏を目指して、練習を重ねていると、うかがっています。もしも、東西の両校が甲子園に出場したときは、私も創立者として、諸君の応援に駆けつけたいと思っています。
 ともあれ、高校野球にあって、勝っても負けても、創価学園は、正しい原点を踏まえて戦い進んでください。学問をおろそかにして、あの凛々しい甲子園の高校野球が職業化してしまったら、多くの人々が落胆してしまうでしょう。
 創価学園は「人間教育」と「文武両道」の模範の大道を行きます。野球部の卒業生からはアメリカ創価大学の第一期生も誕生しました。各クラブの活躍も、それぞれに光っております。
 どうか、我が新入生の皆さん! 素晴らしい先輩たちとともに、二十一世紀の新しい「栄光と勝利」の伝統を築き、受け継いでいってください。
 心から尊敬申し上げる馮市長はじめ、西安市の諸先生方。ご多忙のなか、ようこそ、お越しくださいました。私たちは、心からの喜びと最大の敬意と大拍手をもって、お迎え申し上げます。ありがとうございました。
 人類史に輝く「永遠の都」の筆頭といえば、西洋においては「ローマ」、そして、東洋においては、いにしえの「長安」、つまり「西安」です。憧れのシルクロードは、この西安とローマを結ぶ壮大な道であります。
 この人類の宝であり、日本の文化の大恩人である西安市から、私は、名誉市民の称号を賜りました。最大の光栄であり、改めて深く御礼申し上げます。
 この「世界都市」からの栄誉を、私は、我が愛する学園生の皆さんと一緒に拝受させていただきたいのであります。
 昨年(二〇〇〇年)、西安のある新聞(『西安晩報』)に、学生の感動的な手紙が紹介されました。それは、こういう趣旨でした。
 「私たちは経済的に大変な中、市長の温かな激励と支援のおかげで勉学を続け、立派な成績で大学に進学することができました」と。そして「真剣に勉強し、祖国のため、社会のため、ご恩返ししてまいります」と切々と綴られていたのです。

苦境の中から世界的偉人が育つ
 皆さんのご家族も、不景気の中、どれほど大変な思いをして学園に送り出してくださったか。私には胸が痛いほど、よくわかります。
 創価教育学の父である牧口先生も、貧しい庶民の出身でありました。
 先日、ある方が、牧口先生の生家の写真を届けてくださいました。新潟県の小さな村の、それはそれは、粗末な家でした。その苦境のどん底のなかから、世界的な大偉人の牧口先生が誇り高く育っていったのです。
 私立の学校は、公立よりも月謝が高い。しかし、牧口先生も、戸田先生も、理想の教育を行い、行き詰まった社会を打開する人材を育てるためには、私立の学校が絶対に重要であると強調されました。私も、そう思います。

生徒一人ひとりを我が子以上に
 今、世界的に「教育の危機」が叫ばれています。人生の目的を見失い、享楽的に生きたり、パソコン等の世界に閉じこもったり――そういう若者が少なくない。
 このままでは「武器のない戦争」が始まると指摘する人もいました。
 軍服を着たり、兵器を使う戦争ではなく、陰湿な憎悪と嫉妬がぶつかり合う戦争です。これは怖い。勝ち負けが決まらないゆえに終わりがない。そうさせないために教育はあるのです。大事なのは教員です。生徒一人ひとりを、我が子以上に大事にするのです。それが教育の真髄です。
 生徒を自分以上の人材に育てよう――その決心で進んでください。
 子どもたちがわかるように教えるのが、教員の使命であり、責務です。生徒の成績が悪いのは教員のせいである(笑い)――そのくらいの強い自覚で、生徒を大事にしてあげていただきたい。
 「面白い」「安心できる」「わかりやすい」「どこかいいなと思える魅力がある」――そういう先生であっていただきたい。また「しかる」のが日本の伝統かもしれませんが(笑い)、生徒を大いに「ほめて」あげてください。先生方、どうかよろしくお願い申し上げます。
 ともあれ、学園出身者から、すでに副大臣も誕生しました。いずれ我が学園生の中から、必ずや国民の信頼に応える総理大臣も、ノーベル賞受賞者も生まれることでしょう。そして各分野における世界的な指導者が続々と躍り出るであろうと、私は大確信をもって宣言します!

アメリカ創価大学がいよいよ開学
 いよいよ、この五月三日、アメリカ創価大学が開学します。皆さんの中から、卒業後、アメリカ創価大学に進学する友も出てくることでしょう。すでにロサンゼルス・キャンパスの語学研修に参加したことがある人もいるでしょう。学園生の舞台は世界です。語学も思いっきり学んでください。お父さん、お母さんが驚くぐらい、ぺらぺらに話せてこそ学園生です。
 きょうは関西学園のほうに、アメリカの透徹した知性であられるシーガー博士が、来賓として出席してくださっております。博士は、東洋と西洋の雄大なる精神の交流についても研究を重ねてこられた大学者であられます。
 尊敬するシーガー博士、きょうは、本当にありがとうございます。

「負けじ魂」燃え上がらせた孫文少年
 さて、アメリカ創価大学のあるカリフォルニア州をはじめ、世界中を駆けめぐりながら「近代中国」を築いた大指導者に、孫文先生がおります。
 この孫文先生については、先日、創価大学と、孫文先生が創立された中国の中山大学が、共同のシンポジウムを行いました。〈二〇〇一年三月十一~十三日、広州市内で。基調講演で李萍中山大学副学長は“「国際平和主義の戦士」である池田博士の行動に、孫文の精神が脈動している”と論じた〉
 私は、中山大学の名誉教授であり、大学の孫中山(孫文)研究所の名誉所長もさせていただいております。
 孫文先生は中学時代を、お兄さんが働いていたハワイで学びました。もちろん、学校の授業は全部、英語でありました。最初は、まったくついていけなかった。
 しかし、孫文少年は断じてへこたれず、「負けじ魂」を、さらにたくましく燃え上がらせていった。“英語は、二十六文字のアルファベットの組み合わせで、すべてが表現できる。なんと面白いではないか”と、雄々しくチャレンジし、英語を見事にマスターしていきました。
 また、あらゆる分野の名著、良書に挑みながら、思索を深め、自分で自分をつくっていったのです。へこたれない人間が勝ちます。すぐに「もうだめだ」と挫けるようでは、本当の学園生とはいえない。
 勉強は面白い。勉強は楽しい。その「楽しさ」を、皆さんも、自分から積極的に見つけ出すことです。新しい学問の世界に、伸び伸びと興味を広げていっていただきたい。
 「心」こそ一切の価値をつくり出す根本です。何でも勉強してみよう! 愉快にやろう! ねばり強く取り組もう!――そう自分自身の「心」を決めて、挑戦していただきたい。そもそも、日本の教育は面白くないといわれる(笑い)。自分自身で工夫して、勉強の面白さをみつけるしかない。そして、自ら決めたレールの上をまっすぐ走り抜いていただきたい。その挑戦自体が偉大なのです。
 孫文先生は「英雄とは、挫折にも落胆せず、失敗にも退かない人間のことである」と言っております。挫折があっても、失敗があっても、前へ前へ進む――その人を英雄というのです。

「暴力は絶対反対!」を全校で決議
 けさ、アメリカのアトランタから、名門・モアハウス大学において、第一回の「ガンジー・キング・イケダ社会貢献賞」の授賞式が厳粛に行われたという連絡が入りました。
 これは、インド独立の父マハトマ・ガンジー、またアメリカのノーベル平和賞受賞者である有名なキング博士、さらに、私の名を冠した賞であります。非暴力(暴力否定)の精神の力で、世界と地域の平和に貢献した人物に贈られる栄誉であります。第一回の受賞者は、ヨルダンのハッサン王子でありました。もはや暴力の時代は終わりました。いま、世界は「非暴力の連帯」「平和の拡大」を真剣に求めております。
 わが創価学園は、その理想の「友情の学舎」であります。
 暴力やいじめは、絶対に許さないことを、あらためて確認しておきたい。生徒も先生も、暴力をふるった場合は、全校の一致で、退学、退職とすることを、きょうここで決議しておきたいと思いますが、いかがでしょうか(賛同の大拍手)。
 なお、このアメリカのモアハウス大学の式典では、光栄にも、牧口先生、戸田先生、そして私たち夫婦を描いた肖像画の除幕も盛大に行ってくださいました。
 私は、皆さんの創立者として、世界百二十四の大学・学術機関から、名誉博士・名誉教授が決定〈二〇〇一年十二月現在で百四十〉しております。
 我が学園生の皆さんが全世界で活躍していくという意義があると思って拝受していることを知っていただきたい。

「正義と一致した実力を持て!」
 今から五百五十年ほど前、中国の高潔な正義の指導者が、愛する息子に贈った有名な言葉があります。それは「青春に負いて自ら慚ずるを取ること莫れ」でありました。〈明(みん)の名政治家・于謙(うけん)が息子の于冕(うべん)に贈った言葉〉
 私の青春時代の一つの座右の言葉でした。
 かけがえのない青春時代である。二度とこない。それが、どれほど尊いか、青春時代にいるうちは、わからないものだ。むだに過ごしては、あまりにも損である。自分で自分に負けて、悔いを残してはならない!――そういう思いが込められていたのでしょう。
 この中国の青年は、父の願い通りに、悔いなき青春を、勇敢に生き抜いていきました。父は、正義を貫き、国を守り、民衆を守るために、死力を尽くして戦った大英雄でありました。しかし、正しいがゆえに、邪悪の勢力から嫉妬され、讒言(=うその悪口)を浴びせられ、最後は家族ともども追放され、過酷な境遇の中、亡くなったのであります。
 けれども息子は、これらの邪悪に屈することなく、その追放先で、決然と父の正義と真実を叫び抜き、戦い抜いていった。そしてついに、この正しい一家を苦しめた邪悪の人間たちが滅亡して、「正義の父の偉大さが厳然と歴史に明らかになる日」を勝ち取ったのであります。
 ともあれ、強くならなければ、正義は勝てない。強くなり、力を持ってこそ、大勢の人を救える。世界を平和へとリードしていくことができる。学問は、そのための最高の力となります。
 西安に足跡を刻んだ文豪・魯迅先生が、青年たちに一貫して訴えられたのは「正義と一致した実力を持て!」ということでありました。

日々完全に新たに! 日々挑戦を!
 終わりに、アメリカの偉大な哲学者ソローがモットーとしていた、中国の古典の一節を諸君に贈りたい。
 ソローは、トルストイ、ガンジー、そしてキング博士などに深い影響を与えた大思想家であります。
 ソローが胸に刻んでいた中国の名言の一つは、こういう言葉でありました。
 「汝自身を日々完全に新たにせよ、挫けることなく繰り返し、繰り返し、いつまでも繰り返しつづけよ」(酒本雅之訳)と。〈「苟(まこと)に日に新たに、日日に新たに、又(また)日に新たなり」(『大学』)〉
 これは、牧口先生も大事にされていた信条です。
 どうか、大切な大切な皆さん方! 二十一世紀の新鮮な一日一日、それぞれの目標に向かって、生き生きと挑戦また挑戦を続けていってください。
 きょう決意して、あした、くじけたら、あさってまた、立ち上がればよい。今学期に失敗したら、次の学期に勝てばよい。

全員が「幸福の人」に 「勝利の人」に
 現実の上に、努力した証拠を残すことです。証拠を残して、初めて「挑戦」と言える。そして、みんなが「幸福の人」になっていただきたい。「勝利の人」になっていただきたい。
 「幸福な人」は「強い人」です。
 「強い人」は「正しい人」です。
 「正しい人」は「愉快な人」です。
 「愉快な人」は「楽しい人」です。
 「楽しい人」は「勝利の人」です。全部、つながっている。
 全員が「負けない青春」「勝ちゆく人生」を断固と飾りゆくことを祈りに祈って、私の祝辞といたします。 謝謝(シェシェ)! ありがとう!


2001.4.9
第34回創価中学・高校、第29回関西創価中学・高校入学式

12月29日 『女性に贈ることば365日』

 母親が自信をもって、生き生きと人生を歩んでいく。希望に向かって、朗らかに成長してい――。
 その輝く姿こそが、子どもに生きる原動力を与え、子どもの素晴らしい可能性を育む大地となっていくのです。


『女性に贈ることば365日』12月29日

教育の核心

 「志」が「人」をつくる。大きな志は大きな人生をつくる。教育の核心は、その「志」をどう引き出し、力を発揮させるかにあろう。


『創立者とともに』VOL.1
1991.5.5
創価教育同窓の集い


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 日本一 人を励ます弁護士
 日本一 組織を強くする弁護士になる。


 こんな大きな夢を持てるようになったのは、創価学園、創価大学、池田先生のもとで教育を受けたから。
 
 あとは力を発揮する!!



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創価教育の一つの柱

 悪法ゆえに獄死せしめられた牧口会長もまた、こう論じておりました。
 「『法律』とは、悪に対する前の防御柵である。『政治』とは、悪に対する善の戦闘である。そして、『教育』とは、悪に対する予防である。善に対する擁護であり、奨励である」と。
 ここに創価教育の一つの柱があります。
 うれしいことに、現在、多くの創価同窓生が、法曹会でも活躍しております。また、新たに誕生した法科大学院の向学の友の健闘も、私は頼もしく見つめております。


創価大学法曹会指針集
『正義と人間の勝利へ』


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 牧口先生の卓見に感動。
 「悪」というものの本質から、ものごとを捉えていらっしゃると感じました。
 それは、仏と魔との闘争である世界を、仏法の眼から鋭く見据えていらっしゃるからなんだと思いました。
 

 法律――悪に対する防御柵
 
 政治――悪に対する善の戦闘
 
 教育――悪に対する予防


 生命に刻んで、生き抜いて参ります!!
 法律を基に人々を、社会を護っていく弁護士になります!!
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